男性のAGAの進行タイプは主に2つに分類されます。
いわゆるM字ハゲとO字ハゲ(つむじハゲ)と呼ばれているタイプです。
この呼び方は、薄毛が進行する場所の特徴から名付けられましたが、M字ハゲもO字ハゲ(つむじハゲ)も原因や進行のメカニズムは同じです。
いずれのタイプでもAGAは早期発見&早期治療が重要となりますので、ご自身の頭髪や頭皮の変化に日頃から注視しておくことが大切です。
今回はM字ハゲとO字ハゲ(つむじハゲ)の特徴や、どちらかに該当するかのチェックポイントなどを紹介します。
M字ハゲは額の生え際から徐々に薄くなり進行していくのが特徴で「M型脱毛症」と呼ばれています。進行していくとM字型に薄毛が深くなっていくことから「M字ハゲ」と呼ばれていますが、全ての方がMの字に進行していくわけではなく、生え際の線がそのまま徐々に後退していく方もいます。
【チェックポイント】
・おでこ(額)が広くなったように感じる
・おでこ(額)の生え際の毛が細く薄くなったように感じる
初期段階では、このような症状だけでAGAの自覚がない方がほとんどです。ですが、進行するにつれAGAの症状だと自覚することができます。
M字ハゲは鏡を見て自分でチェックできる場所なので、比較的早いうちから症状に気づきやすいタイプと言えます。
O字ハゲ(つむじハゲ)は、頭頂部から徐々に薄くなり進行していくのが特徴で「O型脱毛症」と呼ばれています。
日本人男性は比較的このタイプが多いと言われています。
【チェックポイント】
・頭頂部に細く弱々しい毛が多い(他の部位に比べて)
・頭頂部にライトを当てると、地肌がやや透けて見える
・頭頂部が全体的にぼんやりと薄いような印象がある
頭頂部は自分で見る機会が少ないため、O字ハゲを初期段階で自覚することは困難です。他者からの指摘で初めて知る方も多くいらっしゃいます。症状がだいぶ進行してから自覚したため、治療のスタートが遅れてしまったというケースが多いのもO字ハゲの特徴と言えるでしょう。
なぜ、ほとんどのAGAの症状がM字(前頭部)とO字(頭頂部)に限られているのでしょうか。
それは、AGAを誘発する要因となる「酵素5αリダクターゼ」や毛乳頭にあるホルモンを感知する器官「アンドロゲンレセプター」が前頭部と頭頂部に集中しているためと考えられています。
逆に言うと、側頭部や後頭部にはそれらがほとんど存在しないため、薄毛が進行しにくい部位と言えるでしょう。側頭部や後頭部の毛髪だけが抜けずに残る確率が高いのは、そのためです。
M字ハゲやO字ハゲのタイプが多いのは、このようなAGAの発症のメカニズムが大きく関係しているのです。
複合型脱毛症(U字ハゲ)はM字ハゲとO字ハゲ(つむじハゲ)が同時に進行していくタイプのAGAです。
U字ハゲは薄毛の範囲が広いため、進行すると薄毛がとても目立つようになります。サイドと後頭部にしか髪が残らないので、症状が進み広範囲に広がる前に、早めに治療を開始することをおすすめします。
今回は AGA の進行タイプ、M字ハゲ・O字ハゲ・U字ハゲについてお話しましたが、AGA(男性型脱毛症)の発症の年齢や、症状、進行の仕方は人それぞれで必ずしもこの進行パターンに当てはまるものではありません。
しかし、どの進行タイプであっても、AGAは早期に適正な治療を行えば改善が期待できる疾患です。少しでも気になる症状がある方は早めに専門のクリニックへの受診をおすすめします。
当院ではAGA・薄毛・抜け毛・髪のトータルケアを行っています。
初回診察・カウンセリングは無料で行っておりますので、薄毛治療に関する不安やお悩みなどお気軽にご相談ください。
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記事監修:横浜中央クリニック