30代。それは仕事もプライベートも充実し始める「働き盛り」と言われる時期です。
しかし、この頃からふと鏡に映る自分の姿に違和感を覚える方も増えてきます。
「あれ、なんだか髪が…薄くなってきた?」と。
実は、薄毛や抜け毛の悩みが本格的に始まるのがこの30代。
放っておくと進行しやすくなるため、今こそ本気でケアをスタートするタイミングなのです。
薄毛の大きな原因には「遺伝的要因」があります。
特に男性型脱毛症(AGA)は遺伝との関連が強く、家系(特に母方の)に薄毛の人がいる場合、その影響を受けやすい傾向があります。
ただし、遺伝だけでなく、後天的な「生活習慣の乱れ」が薄毛を加速させる大きな要因になるのも事実です。
忙しい30代は、食事・睡眠・ストレス・運動などのバランスが崩れがち。
そうした日々の積み重ねが、髪の成長にブレーキをかけてしまうのです。
ここからは、髪に悪影響を及ぼしやすい生活習慣と、今日からでも始められる予防・改善策について詳しくご紹介していきます。
髪の毛は「タンパク質」からできており、それをサポートするビタミンやミネラルがバランスよく摂れてこそ健康な髪が育ちます。
ところが30代になると、外食やコンビニ食、忙しさによる偏った食生活が当たり前になってしまいがち。
髪に必要な栄養をしっかり摂るためには、意識的に以下の食材を取り入れるのがおすすめです。
● 肉・魚・卵などのタンパク質
● 玄米やレバーに多いビタミンB群
● 卵やナッツに含まれるビオチン
● 海藻類や牡蠣に含まれるミネラル(特に亜鉛)
「食事からの栄養は薬じゃないから即効性はない」と思われがちですが、日々の積み重ねが頭皮や毛根の健康を作ります。無理のない範囲で少しずつ意識して食事を整えてみましょう。
髪の成長にはホルモンが深く関わっており、特に男性ホルモン「テストステロン」は発毛指令を出す重要な役割を担っています。
このホルモンの分泌を支えているのが、実は良質な睡眠。寝不足や不規則な生活は、自律神経やホルモン分泌に乱れを生じさせ、髪の成長サイクルにも悪影響を与えます。
ポイントは「眠りはじめの3時間」を深く眠ること。この時間に、髪や肌の再生に関わる「成長ホルモン」が最も多く分泌されるため、夜更かしせず、できれば決まった時間に寝る習慣を心がけましょう。
もし夜に仕事や作業が残っている場合は、「夜は早めに寝て、朝早く起きて作業する」というスタイルに切り替えるだけで、集中力もパフォーマンスも上がりやすくなります。
髪が育つための「土壌」となるのが頭皮。ここが健康でないと、どんなに栄養を摂っても効果が薄れてしまいます。
とくに注意したいのは以下のポイントです。
✔ 洗浄力の強すぎるシャンプーを避ける(皮脂の取りすぎに注意)
✔ 整髪料は必要最低限にし、しっかり洗い流す
✔ 1日1回のシャンプーでOK(過剰な洗髪はNG)
✔ 頭皮マッサージやブラッシングで血流促進
✔ デスクワーク中心の人は、1日30分程度のウォーキングを習慣に
頭皮がベタついたり、乾燥してフケが出るようであれば、今使っているシャンプーやスタイリング剤を見直すタイミングかもしれません。
これまでご紹介した生活習慣の見直しは、髪にとっての“土台づくり”です。
ですが、すでに抜け毛や生え際の後退が気になってきている方は、生活習慣だけで改善するのは難しい場合があります。
特に、男性型脱毛症(AGA)は「進行性」であり、放っておくとどんどん薄毛が進行してしまう可能性も。「まだ大丈夫」と先延ばしにせずに、早期に医療機関での治療をスタートすることが何より大切です。
横浜中央クリニックでは、 AGAに特化した医学的に効果の認められている内服治療や、発毛に必要な成分を頭皮に直接届ける「HARG+(ハーグプラス)療法」など、進行具合に応じた最適なケアを提供しています。
初回診察・カウンセリングは無料で行っておりますので、薄毛治療に関する不安やお悩みなどお気軽にご相談ください。
この記事の監修:横浜中央クリニック