薄毛が気になり始めたものの、まずは医療機関に頼る前にサプリメントで改善を試みたいと考えている方は多いのではないでしょうか。
とはいえ、
「サプリメントで本当に薄毛が改善するのか?」
「どのような成分が効果的なのか?」
と疑問を抱く方もいらっしゃることでしょう。
今回は、サプリメントが薄毛や抜け毛対策にどの程度役立つのかについて、主に使用される成分や期待できる効果、さらには摂取時の注意点も含めて解説していきます。
最初にお伝えしますが、サプリメントには、髪を新たに生やす「発毛」の効果はありません。
発毛効果が科学的に認められているのは「医薬品」であり、サプリメントは「健康食品」として一般食品に分類されます。
ただし、サプリメントを摂る意味が全くないわけではありません。
必要な栄養素を補うことで、頭皮の状態を整えたり、髪が健康に育ちやすい環境を作ることが期待できます。
特に、薄毛の原因が栄養不足や偏った食生活にある場合、サプリメントは手軽に栄養を補える便利な方法です。
自分に合ったサプリメントを上手に活用して、頭皮や髪が健やかに育つ土台作りを目指しましょう。
AGA対策のためのサプリメントを選ぶ際は、どのような成分が入っていて、それがどのような働きをするのかを知ることが大切です。ここでは、よく使われる成分をわかりやすく紹介します。
髪を育てるのに欠かせないミネラル。亜鉛が足りなくなると脱毛につながることもありますが、しっかり補うことで改善が期待できます。さらに、体の調子を整える効果もあるので、健康維持にも役立つ成分です。
AGAの原因となるホルモン(DHT)が作られるのを抑えると言われている成分です。 AGA治療薬のフィナステリドと似た働きがありますが、薬ほどの効果はないので、補助的なサポートとして使うのが良いでしょう。
髪の主な成分であるケラチンを手軽に補えるのがこの成分。髪を作るために必要な栄養をしっかり届け、頭皮の血流を良くする効果も期待されています。
髪の成分であるケラチンを作る材料の一つ。体の中では作れないので、食事やサプリから摂る必要があります。コラーゲンの生成を助けたり、髪や頭皮の健康に良い影響を与える頼れるアミノ酸です。
これもケラチンを作る必須アミノ酸の一つ。栄養バランスが悪いと不足しがちですが、食事やサプリでしっかり補えば、健康な髪を育てるサポートになります。
ビタミン類は、皮膚などの健康を保つために欠かせない栄養素で、体内ではほとんど作れないため食事やサプリから摂取する必要があります。ビタミンには水溶性(ビタミンB群やC)と脂溶性(ビタミンA、D、E、K)があり、水溶性は余分が排出されますが、脂溶性は体に蓄積されるため、摂りすぎに注意が必要です。バランスよく摂ることが大切です。
大豆に多く含まれる成分で、DHTの生成を抑制する作用があり、抜け毛予防に役立つとされています。
これらの成分を参考に、自分に合ったサプリメントを選んで、健康な髪と頭皮の土台作りを始めましょう!
サプリメントを効果的に摂るには、バランスを意識しながら適量を守ることが大切です。過剰摂取は、肝臓や腎臓への負担や体調不良を引き起こす可能性があるため注意しましょう。
また、複数のサプリや薬を併用すると成分が重複してしまうことがあり、効果や安全性に影響が出る場合もあります。不安があるときは、医師や薬剤師に相談して、安全に活用することが重要です。
薄毛対策には、生活リズムを整え、バランスの良い食事を心がけることが基本です。足りない栄養素をサプリで補うのも効果的ですが、あくまでサプリメントに期待できるのは「育毛」をサポートする効果であり、「発毛」の効果ではありません。AGAによる薄毛を根本的に改善したい場合は、早めの医療機関の受診をおすすめします。
当院ではAGA・薄毛・抜け毛・髪のトータルケアを行っています。
初回診察・カウンセリングは無料で行っておりますので、薄毛治療に関する不安やお悩みなどお気軽にご相談ください。
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この記事の監修:横浜中央クリニック