社会生活において、現代人は多かれ少なかれストレスを抱えて生きています。
最近では、コロナ禍というイレギュラーなストレスが加わったことで「ストレスによる抜け毛」の相談が増えています。
そもそもストレスが抜け毛や薄毛の原因になるというのは本当なのでしょうか。
人は、なぜ強いストレスを感じると毛が抜けてしまうのか?
今回はそのメカニズムに迫ります。
ストレスが抜け毛を引き起こす3つのメカニズムを解説します。
人は過剰なストレスを受けると、自律神経のバランスを崩してしまうことがあります。
自律神経には様々な役割がありますが、血流のコントロールも行っているので、ストレスによって自律神経が乱れれば、血流が悪くなり、頭皮に十分な栄養が行き届かなくなります。
その結果、毛髪のサイクルが乱れ、抜け毛・薄毛を引き起こします。
ストレスはホルモンバランスにも悪影響を与えます。
ストレスによってホルモンバランスが崩れると、男性ホルモンが過剰分泌されます。
するとDHT(ジヒドロテストステロン)という薄毛を誘発する原因物質が過剰に分泌され、薄毛を急速に促進します。
人は過剰なストレスを受けると、大脳が興奮状態になり熟睡できないという状態に陥ります。
睡眠の質が低下すれば、成長ホルモンの分泌が滞ってしまい、健康な毛髪サイクルを維持していくことはできません。
その結果、薄毛を促進することになります。
ストレスが原因の抜け毛は、十分に成長しきっていない毛が抜けてしまうのがほとんどです。成長しきっていない毛の毛根はふくらみが小さく、黒っぽい色が特徴です。
ストレス性の抜け毛でよく知られているのが円形脱毛症とびまん性脱毛症(女性に多い)です。
円形脱毛症は部分的に突然まとまった毛髪が抜けてしまうのが特徴で、びまん性脱毛症は頭頂部からぼんやりと徐々に抜け毛が増えていくのが特徴です。
ストレス性の抜け毛は、ストレスの根本を無くすか、ストレスを克服することで改善されると言われています。
ストレスの根本を無くすことは困難ですが、ストレスを溜め込まずにうまく発散させたり、緩和させたりすることはできるはずです。
休日、運動で思いっきり汗をかくことはストレス解消につながりますし、1日の終わりにゆっくりと湯船に浸かることもおすすめです。湯船で心身共にリラックスすることで、自然とストレスは緩和されるはずです。
人がストレスから解放される時間は、好きなことや楽しいことに没頭できる時間だと言われています。好きなことをする時間は心がリラックスする瞬間です。どんなに忙しくても、好きなことや楽しいことに費やす時間を持つよう心がけましょう。それが最大のストレス解消につながります。
ストレス性の抜け毛の場合、多くは抜け毛自体を思い悩んで悪化させてしまうケースが少なくありません。その悪循環を断ち切るためには、ぜひ専門家への相談をおすすめします。
当院ではAGA・薄毛・抜け毛・髪のトータルケアを行っています。
初回診察・カウンセリングは無料で行っておりますので、薄毛治療に関する不安やお悩みなどお気軽にご相談ください。
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記事監修:横浜中央クリニック