春は入学・就職・転勤などで新生活をスタートさせる方も多いかと思います。
新しい生活での環境の変化は、時に心身にストレスを与えます。溜まったストレスや疲れが一気にゴールデンウィーク明けに心身の不調となって表面化するのが俗にいう五月病です。
五月病は医学的な病名ではありませんが、その多くの症状は不安感や無気力感を伴うものです。深刻化すれば鬱病を引き起こし、不眠、食欲不振などにもつながります。
この五月病というストレス性の心の症状は円形脱毛症のきっかけとなったり、そのまま薄毛や抜け毛の発症につながる可能性もあるので注意が必要です。
ストレスによる不眠や食欲不振は、内臓の働きや髪、頭皮にも悪影響を及します。
慢性的な栄養不足が続くと、健康な髪の育成に必要な栄養も不足し、弱々しく抜けやすい髪しか育たないようになります。
また、不安やプレッシャーが多いと、心身が常に緊張状態にあるため、毛細血管が収縮して血行不良が起こります。血流が悪くなることで頭皮にも髪を育成するための栄養が行き届かなくなり、薄毛・抜け毛のリスクを高めてしまいます。
ストレスは目には見えないため、ご自身では大丈夫と思っていても知らず知らずのうちに溜め込んでいるものです。少しでも思い当たる項目があるようでしたら注意が必要です。
・集中力が続かない
・イライラや悲しい気持ちが収まりにくい
・無気力でなにもしたくない
・突然、不安感や焦燥感にかられる
・眠りが浅く、何度も目が覚めてしまう
・寝ても疲れがとれない
・食欲がないし、何を食べても美味しくない
・心臓が苦しくなったり、頭痛がしたりする
・めまいや吐き気を感じることがある
気持ちのコントロールやストレスの回避はなかなか自分では難しいものです。そこでおすすめしたいのが、基本の生活習慣を少し見直す方法です。
毎日の生活習慣を整えることで、心と体にゆとりを与えてあげましょう。
睡眠のサイクルを毎日一定にすることでメンタルの不調を軽減することができます。休日前の夜に夜更かししたり、休日に寝不足を解消しようと寝溜めをしたりと、就寝と起床時間に一貫性がない人は、そうでない人と比較してうつ症状の発症リスクが高い傾向にあります。
大切なのは、まず就寝と起床の時間を決めてしまうこと。睡眠のリズムが整うまでは1ヶ月〜90日ほど(個人差あり)かかりますが、リズムが定まれば、その時間が来るとそろそろ寝る頃合いだと脳が認識するようになるのです。その結果、不眠症が治るケースもあります。
規則正しい睡眠のサイクルは健康なメンタルを維持するために欠かせないものなのです。
5月頃になると気温も上昇し、入浴はシャワーで済ませがちですが、ストレスを緩和するためには、めんどうでも湯船に浸かる入浴をおすすめします。
ぬるめのお湯を張った浴槽に20~30分ゆっくり浸かることで、副交感神経が活性化され、リラックス効果で眠りへの導入もスムースになります。
また頭皮からの発汗で新陳代謝が促進され、毛穴に詰まった皮脂や汚れが浮き出てくるので、シャンプーの前に湯船に浸かるのがおすすめです。
リラックス効果もあり、頭皮ケアにもなる湯船での入浴は大きなメリットがありますので、ぜひオールシーズン続けてほしい習慣です。
いかがでしたか。
たかが五月病と軽視せずに、ご自身の心身の状態と向き合い正しいケアを行うことは、将来の薄毛や抜け毛の予防にもつながりますので、ぜひ実践してみてください。
当院ではAGA・薄毛・抜け毛・髪のトータルケアを行っています。
初回診察・カウンセリングは無料で行っておりますので、薄毛治療に関する不安やお悩みなどお気軽にご相談ください。
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記事監修:横浜中央クリニック