AGAとは男性型脱毛症のことで、(Androgenetic Alopecia)の略称です。進行性の脱毛症で薄毛の症状で悩む男性のほとんどがAGAであるといわれています。
額の生え際や頭頂部から少しづつ進行していく特徴があります。
日本人男性の3人に1人がAGAともいわれており、治療を施さない限り進行していきますので、早めの治療が大切です。
AGAはヘアサイクル(毛周期)が大きく関係しています
毛髪には、発毛してから抜け落ちるまで「成長期」→「退行期」→「休止期」を一定の期間で繰り返す「毛周期(ヘアサイクル)」があり、何らかの原因によって、「毛周期(ヘアサイクル)」が正常に繰り返されないと、毛母細胞が「休止期」のまま次の「成長期」に戻れない状態になり薄毛になります。薄毛の改善にはこの「毛周期(ヘアサイクル)」を正常な状態にすることが必要です。
「抜け毛」自体はけっして深刻な問題ではありません!
休止期でサイクルが止まり、成長期に移行しないことこそが問題なのです。
人の毛髪は約10万本程度と言われています。
その成分は特殊なたんぱく質、「ケラチン」といい、毛細血管によって運ばれる18種類のアミノ酸から構成されています。
以下が毛髪になるまでのステップです
AGAはジヒドロテストステロン(DHT)によってヘアサイクルが短縮されることで発症します。
DHTは男性ホルモンの一種であるテストステロンが5αリダクターゼ(5α-還元酵素)によって変化して生成されます。DHTが生成されると毛髪を作り出す毛乳頭細胞にある受容体のアンドロゲンレセプターと結合して発毛や育毛に関わるヘアサイクルを乱してしまうのです。
髪の毛が長く太く成長する成長期(2年〜6年)が短縮されて成長できずに脱毛していきます。
AGAの主な原因は男性ホルモンですが、その他にも生活習慣、遺伝など様々な要因が複雑に絡みあって薄毛や抜け毛を引き起こすと考えられています。
正確に言えば、薄毛は遺伝するわけではありません。薄毛になりやすい体質を受け継ぐということはあります。
人間は皮膚も一定のサイクルで生まれ変わります。その際に剥がれ落ちる古い頭皮、それがフケの正体です。このフケが毛穴を詰まらせてしまうことあります。
自立神経に悪影響を及ぼすのがストレス!自立神経は毛母細胞に栄養を運ぶ血管を取り巻いているため、正常な髪の生成を脅かします。やがてストレスを感じて薄毛になり、そのことがまた更なるストレスを感じるという悪循環に陥ってしまいます。
タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させる働きがあり、頭皮の血行を悪くします。毛髪を作り出す毛細胞に栄養が行き渡らず、発毛できなくなったり、発毛したのにすぐに抜けてしまったりということがあります。
飲酒も適量であれば問題ありません。しかし、過度な飲酒は、毛髪の成分であるアミノ酸を、アルコールの分解のために使ってしまうため、髪の生成まで行き渡らなくしてしまいます。
日中に受けた髪や頭皮へのダメージは、就寝中に免疫細胞やホルモンの働きによって修復されます。したがって夜更かしをすると毛母細胞が正常に活動できなくなってしまいます。
健康で丈夫な髪を維持するには、何と言っても栄養バランスのとれた食事が大切です。バランスの良い十分な栄養が不足すれば、髪に行き渡らないため、毛根や頭皮の健康を維持することができず、抜け毛につながります。
運動は全身の筋肉を伸縮させ、血液を送り出すポンプ作用を活発にさせます。運動不足は血行を悪くし、新陳代謝も下げるため頭皮に栄養が行き渡らなくしてしまいます。血行促進と新陳代謝の向上が育毛にとても重要なのです。
AGAの進行パターンは3つあります
AGAの進行にはパターンがあります。前頭部から少しずつ髪の毛が薄くなっていく「M型」や、頭頂部を中心に髪の毛が薄くなっていく「O型」が多くみられるのが特徴です。また同時に進行するパターンもあります。
下記の図は、「ハミルトン・ノーウッド分類」と称される政界基準のもので、脱毛初期の「Ⅰ型」から、全体的に脱毛症状が進んでいる「Ⅶ型」に分けられます。AGAは進行型の脱毛症です。薄毛の状態により治療の選択肢も変わってきますので、早期から対策をして進行を抑えることが大切です。
AGAは男性の約3人に1人が
悩んでいると言われてます!
ヘアサイクルの最後の周期が終わると、
その毛根からは髪が生えてこなくなります。