
忙しい毎日の中で薄毛が気になりはじめ、まずはネットで情報を集め、そして「同じ薬なら安い方がいい」と考える…
それ自体は、決して不自然な判断ではありません。
いまやAGA治療は身近なものになりましたが、
一方で、治療薬の選び方を誤ると、期待した効果が得られないばかりか、思わぬリスクを抱えてしまうことがあります。
特に、ネット購入という選択肢には、表からは見えにくい落とし穴が潜んでいます。
これからAGA治療を始める方が、不安や後悔を抱え込まないために。
実際に起きているAGA治療薬のネット購入トラブルについて、知っておいていただきたいポイントをお伝えします。
診察室で、よくこんな相談を受けます。
「フィナステリドですよね。ネットで安く売っているのを見つけたんですが、同じ成分なら問題ないですよね?」

AGA治療は長期的に続けるものです。
費用を抑えたいと考えるのは、ごく自然なことだと思います。
ただ、ここで知っておいてほしいのは、見た目や名前が同じでも、本当に同じ薬とは限らないという事実です。
近年、個人輸入代行サイトや海外通販を通じて購入されたAGA治療薬の中に、
品質が保証されていない薬や、いわゆる偽造薬が混在していることが問題になっています。
特にプロペシアやフィナステリドのような知名度の高い薬は標的にされやすく、
外箱や錠剤の形状も非常に精巧で、見た目だけでは判別できないケースが少なくありません。
過去の調査では、インターネットで購入された医薬品の約半数が正規品ではなかった、という報告もあります。
ネット購入された薬、その多くに潜むリスクを考えないことはとても危険です。
こうした薬のリスクは、「効果が出ない」だけでは終わりません。
有効成分が十分に含まれていなかったり、成分量が一定でなかったり、
中には本来含まれてはいけない不純物が混入していた例も報告されています。
実際に、服用後に肝機能障害やアレルギー反応などの健康被害が生じたケースもあります。
髪のために始めた治療が、体の不調につながってしまっては意味がありません。

個人輸入による医薬品の購入は、法律上「自己責任」とされています。
体調に異変が起きても、どこから仕入れた薬なのか、誰が責任を負うのかが不明確で、
十分なサポートを受けることはできません。
その点、医療機関で処方される薬は、
製造元や成分が明確な正規品のみが、厳格に管理されたルートを通じて提供されます。
何かあった場合にも、すぐに医師が対応できる体制が整っているのも安心材料です。
当院では、患者様一人ひとりの症状やライフスタイル、ご希望を踏まえたうえで、AGA治療薬をご提案しています。
取り扱っているのはすべて、医療機関として正規の流通ルートから仕入れた治療薬です。
成分や製造過程が不明な薬や、真偽の確認ができない製品を使用することはありません。
薄毛の進行を抑える治療としては、フィナステリドやデュタステリドといった内服薬が中心となります。
これらは、男性ホルモンの影響を抑えることで抜け毛の進行を防ぐことが医学的に確認されており、
長年にわたり世界中で使用されてきた実績のある治療薬です。
また、発毛をより促したい場合には、ミノキシジルを用いた治療を組み合わせることもあります。
効果だけでなく、体調面にも配慮しながら、無理なく続けられる治療計画を立てていきます。
AGA治療は、単に薬を飲めば終わりというものではありません。
年齢や薄毛の進行度、体質、生活習慣によって、適した治療は変わります。
自己判断で薬を選び、誰にも相談せずに続けるよりも、
医師の管理のもとで、状態を確認しながら治療を進めていくことが、
結果的に安全で、無駄の少ない方法です。
「続けたいけれど費用が心配」
「自分にはどの治療が合っているのかわからない」
そんな不安を抱えたまま、ネットの情報だけで判断する必要はありません。
当院では、治療内容だけでなく、あなたの生活に無理なく寄り添える方法を一緒に考えていきます。

薄毛や抜け毛でお悩みの方は、どうぞひとりで抱え込まず、
専門医のいる当院へお気軽にご相談ください。
この記事の監修:横浜中央クリニック

